失敗しない取付販売店選びのポイント
給湯器に何らかのトラブルが発生した場合、給湯器の交換工事を業者に依頼することになります。
お湯が使えないのは不便なため、早めに業者に依頼して解決したいものです。
業者に依頼する、とはいっても、全国には数多くの業者が存在しています。
そのなかからひとつの業者を選ぶのはなかなか難しく、どの業者を選んでいいのか迷った挙句悪質な業者に捕まってしまった、というケースもあるかもしれません。
給湯器の交換を依頼する際には、きちんと優良な業者を選ばなければなりません。
業者の選び方には、いくつかポイントがあります。
選び方のポイントを押さえておけば、悪質な業者に引っかかってしまうことはなくなるでしょう。
そこで今回は、給湯器の交換での優良な業者の選び方についてご紹介します。
業者のタイプによって特徴が変わることを知る
給湯器交換の業者選びで失敗しないためには、まずは業者のタイプによって特徴が変わることを知っておくことが大切です。
これを知っておかないと、賢い選び方はできません。
給湯器を取り扱う業者には、ガス会 社、給湯器メーカー、給湯器専門業者の3種類があります。
ガス会社は高い知名度を誇りますが、給湯器を メインとしていないことから品揃えや価格という点では不自由さを感じること場合もあるといえます。
給湯器メーカーも同様に、高い知名度を誇り、取り扱いにも長けています。
その一方で、実際の作業は業者に委託しているケースもあるため、場合によっては価格や保証など不透明になることも。
給湯器専門業者は取り扱っている給湯器の数が豊富で、競争が激しいことから価格も安くなる傾向にあります。
しかし、店舗によって質がピンキリであるため、選ぶのが難しいともいえます。
このように、それぞれの業者のタイプによってメリットやデメリットは異なります。
それぞれの特徴を把握してから業者選びを始めるのが、賢い選び方だといえるでしょう。
ホームページに掲載されている情報をしっかりと確認する
近年はインターネットが発達した関係から、多くの業者が自社のホームページを持っています。
そのため、業者の選び方としては、まずホームページに掲載されている情報をしっかりと確認することが大切です。
ホームページで確認できる情報のひとつとして、施工実績があげられます。
実績を公開している場合、業者選びの参考にすることができます。
多くの実績がある業者なら、経験に裏打ちされた高い技術力が期待できます。
給湯器トラブルの解決方法はさまざまな条件によって変わるため、迅速な解決には経験が必要なのです。
また、ガス整備士やガス機器設置スペシャリストなど、給湯器交換に関係する資格を所持したスタッフが在籍しているかどうかも選び方の大きなポイントになります。
こうした資格を持っているスタッフが多ければ、安心して工事を任せることができます。
安さを過度に強調している業者は避ける
工事費用が安い業者を選ぶという考え方は必ずしも誤りではありませんが、「激安」「格安」といった言葉を過度に強調している業者の場合は避けることが望ましいといえます。
給湯器は7~8割程度の割引がされることもあるため、安さをウリにしている業者も少なくありません。
しかし、激安や格安という言葉を前面に押し出してセールスしている業者のなかには、本来必要なコストを削減していたり、技術力に乏しいスタッフを雇用していたりと、「安かろう悪かろう」を地で行なっている場合もあります。
そういった危険が予想される業者は選ばないというのも、選び方のひとつのポイントとなるのです。
保証やアフターサービスの有無
給湯器本体の価格や工事費用、日程、支払い方法などは、給湯器交換を依頼する業者を選ぶポイントとして重要です。
なお、給湯器は設置すればそれで終わりというわけではありません。
設置したあとのことも視野に入れておくのが、賢い業者の選び方だといえます。
他の家電などと同じく、給湯器にも故障に対する保証があります。
この保証の有無や期間は各業者によって異なるため、確認せずに依頼してしまうと保証がつかない場合もあります。
給湯器は耐用年数が10年~15年であるため、できるだけそれに近い保証期間が設定されているのが望ましいといえます。
また、給湯器の交換後に故障やトラブルが発生した場合に、アフターサービスで対応してもらえるかどうかも重要なポイントです。
アフターサービスがしっかりしていると、安心感が段違いです。
給湯器交換までにかかる時間
給湯器は毎日使うものであるため、故障などのトラブルはできる限り早く解決したいものです。
そのため、業者の選び方としては交換までにかかる時間も重要なポイントです。
依頼をしてから交換までにかかる時間は業者によってさまざまで、依頼した当日に工事ができる業者もあれば1週間以上かかってしまう業者もあります。
この差は、営業時間やスタッフの人数、給湯器の在庫数などによって生じます。
たとえば24時間対応の業者とそうでない業者を比較してみると、24時間対応の業者のほうが交換までにかかる時間は短くなりやすいといえます。
スタッフの人数が多ければ複数の現場で同時に工事を行なうことができるため、回転率が上がります。
給湯器の在庫が少なければ交換工事を行なう前にメーカーに給湯器を発注せねばならず、届くまで工事を始めることができません。
給湯器の交換工事が遅れると、それだけお湯が使えない期間が長くなります。快適な生活のためにも、長い期間を提示されたときに諦めるのではなく、できる限り早く工事してもらえる業者を探すようにしましょう。
とはいえ、業者探しに時間をかけすぎて工事を始めるのが遅くなってしまっては本末転倒なので、その点に注意するのも選び方のポイントです。
スタッフの対応
気持ちよく給湯器交換を終えるには、スタッフの対応にも注意が必要です。
親身になって話を聞いてくれる業者と無愛想な業者とでは、工事が終わったあとの気持ちはまったく違います。
スタッフの対応も、業者の選び方のポイントのひとつとなります。
スタッフの対応を確認するには、電話で問い合わせをするのが一番です。
きちんと挨拶をしてくれるか、質問に対する応対は適切かつわかりやすいか、言葉遣いは丁寧かなどを確認しましょう。
メールなどで問い合わせをする場合も、文面からある程度読み取ることはできます。
この場合も、質問に対してわかりやすく回答してくれるか、問い合わせメールをスピーディに返信してくれるかなど、対応の丁寧さや素早さをチェックしておきましょう。
特に、返信の早さは重要です。
即応性が高くないメールだからこそ、レスポンスの早さは信頼に大きく関係します。
また、高価な給湯器を勧めるばかりではなく、生活状況や要望を汲みとった提案をするなど、客の立場に立った対応をしてくれる業者は信頼できます。
複数業者でしっかり比較することが大切
今回ご紹介したように、業者の選び方にはいくつかポイントがあります。
各家庭によって重視するポイントは異なるといえますが、これらのポイントに注意すれば優良な業者を選ぶことができるでしょう。
また、条件がいい業者を見つけた場合も、いきなりその業者に依頼するのはいい選び方とはいえません。
条件がいい業者を複数探し、しっかりと比較検討することが大切です。
インターネット上には業者を比較検討するためのサイトも数多くあるため、そういった比較検討サイトを利用するのもひとつの方法だといえます。